BACKYARD

毎日、蜥蜴と一緒

ペットシーツを飼っていた 

飼っていて何が面白いのかと言われる蜥蜴がいる。床材に潜って食餌の時しか出て来ない、爬虫類飼育者の間で「砂を飼ってる」等と表現される一連の陰性蜥蜴たち。

が、こいつは基本昼行性で、野生の写真を見ると燦々と降り注ぐ陽光の下で大口開けたりオス同士で血塗れバトルしたりして陰性のイメージはなかったのだが。

2012年6月から飼育、3年目に入り、その間姿を見たのは多分20回もないと思う。常にシェルターに籠るか床材にしているペットシーツに潜るかで、たまに飼い主の前に姿を現したかと思うと、見られているのに気が付いた途端にパニック起こしてケージ中を駆け回りレイアウトを破壊し水入れに飛び込みライトの配線の間に挟まって「ミャー!」と吼える。

昨年はハンドリング頑張ろうと思っていたが、その後テグーも来て余り構っていられなくなり、メンテの時にちょっと触る程度の付き合いを続けていた。

それが先日のメンテでペットシーツを違う銘柄に換えたら、何が違うのか分からないがめくれないのか感触が嫌なのか、下に潜らなくなって常に見える所に居るようになった。隠れても半円形のシェルター下なので横から丸見え。

ペットシーツを飼っているような状態だったが、やっと蜥蜴に進化した様子。

ジャイアントガロティア

シェルターのサイズが12x12x5.5、またしばらく見ないうちにそれなりに育っていたようだ。

ジャイアントガロティア

まあ馴れてはいないので、こういう喧嘩売るような目付きでしか見て貰えない。

ジャイアントガロティア

尻尾とか脱皮しているので、ピンセットでつまんでペリペリやりたいけど勿論許して貰えるはずもなく。

ジャイアントガロティア

サンエステバンにしろテグーにしろ、このガロティアにしろ、みんな下膨れで顎がぷよぷよダブダブになる種類、あと頭の横幅:長さの比率が大体1:2。このバランスが私の好みの蜥蜴らしい。

ジャイアントガロティア

画像では色が飛んでいるが、顎下あたりはオレンジ色が乗って来てる。

世界最大のカナヘビが自分の部屋に居る不思議。

多分現状で40cmは越えている感じ。捕まえて計測するには私一人では難しいので目測だが。
育つと→こんな感じになる(Google画像検索)

茶色くて地味な蜥蜴ではあるが世界一って言うのはやっぱり魅力的ですよ。

ペットシーツから離脱すると嫌でも飼い主を見ることになるので、数日で目に見えて落ち着いてきたと言うか、飼い主の存在に慣れて来たようで眼が合ってパニックはなくなった。
地道に馴らして一応ベタ馴れを目指したいと思う(望み薄)。

大型トカゲーズの近況報告第三弾でした。

あとうちの割とデカい方の蜥蜴というとフトアゴだが…相変わらず嫌われているのでまた今度。

2014/06/21 Sat. 12:00 | trackback: 0 | comment: 1edit

14ヶ月振り… 

昨年6月に迎えたジャイアントガロティアことグランカナリアカナヘビ。
世界最大のカナヘビで全長70cmになるという…。

ジャイアントガロティア

ブログをサボリまくっていた間にさぞかし育ったと思われるかも知れないが、実は1年近く悪戦苦闘していた。
喰わない慣れない育たない暴れる噛み付く脱走するのウン重苦。

昼間飼い主不在の間にはしっかりバスキングしているようだが(ウェブカメラで確認)、飼い主の気配があると常にシェルターに潜って月に一度程度しか姿を見ない。餌も食いムラが激しく、ケージに手を入れるとパニックを起こすので置き餌のみ。

体重を計ろうとしてケージを開けた途端にロケットスタートして脱走し、隙間に入り込んで見つけるまでに数時間、部屋中の家具を引っ張り出したりひっくり返したり懐中電灯で照らして這いつくばって探したり…という苦行を4~5回繰り返し、お互いストレスになるので触らないでおこうと思っているうちに気が付けば一年経っていた。

どう見ても小さ過ぎるシェルターに籠り、シェルターごとごそごそと移動する姿はまるで某ゲームの主人公。
とりあえずまだ名前がないので「スネーク(仮)」と呼んでいた、トカゲなのに(笑)

ジャイアントガロティア

育たないし全く慣れないし小さい戦車を飼ってるような具合で何が楽しいのか分からない、せめてちゃんと食って育ってくれればと長らく悩んでいたのだが、この種について書かれた本とか雑誌の記事とか飼っている方の話とか聞くと、まさしくこの状態がこのトカゲのデフォルトで全く異常はないということに気が付いた。
気が付くと確かになんだか育っているし、これでいいんだと肩の荷が下りた途端にやっと安心して可愛く思う余裕が出てきた。

となるとやはり触りたい。というか触れるようにしておかないと今後の巨大化後では手が付けられない。
よしハンドリングできるようにするぞと改めて決意した導入後1年目、それから週一回程度、逃げられようが噛まれようが構わないという覚悟でハンドリングを試みること10数回。
威嚇されるやら啼かれるやら噛まれるやら。

ジャイアントガロティア

9月9日、やっと約1年と2ヶ月振りに引っ掴むことに成功したのでした。
もっともっと荒い蜥蜴はなんぼでもいて、この程度のサイズのカナヘビに何を躊躇しているんだと思われる向きもあると思う、が飼い主は断尾や再生尾が苦手で自切だけはどうしても見たくなく、無理が出来なかったのです。

ジャイアントガロティア

アーアー鳴いて抗議していたが暫くすると諦めた模様。

ジャイアントガロティア

どうやらオスのようです。角度によっては尻尾の付け根がもっと二股に分かれて盛り上がっているので収納物があるようで。

ジャイアントガロティア

本日の体重70g。導入時17gだったので、他種と比べるとかなり成長が遅いが、ムラ食いも激しいのでこんなもんだろう。

昨年6月4日、17g時写真。手のひらサイズだったのが

グランカナリアカナヘビ

こうなった。

ジャイアントガロティア

目指せ最大サイズ70cm。

あとペアにしたいのでもう1匹欲しいな(喉元過ぎれば何とやら)。

2013/09/12 Thu. 23:20 | trackback: 0 | comment: 2edit

苦戦中? 

ジャイアントガロティア。6月3日からうちに居る。

初のカナヘビ、欲しくて導入したもののどうも勝手が分からない。
導入すぐに握ったままでも餌を食べるのを発見し、案外いけるかもと思ったが何か違う気がする。
というか初カナヘビなのでどういう風に育つのかが良く分からない。

ジャイアントガロティア

捕まえて逃げないように握ったままピンセットで餌を口元に持っていくと、ぺろっと味見?してからパクパク食べる。
が、ケージ内に居る時にピンセットを近づけるとバッタバタに暴れて逃げ惑う。なので未だに自分で餌を採って食べている所を見たことがない。

最初は体格に合ったサイズのワームを半殺しにして置き餌、毎日数匹食べていた。
2週間ほど前にレオパ他の餌コオロギを冷凍に切り替えたので、ガロティアも食べるかとやってみたら普通に毎日3~4匹程度食べている。

導入時の体重17g。

6月23日撮影、導入から約3週間、体重19g。

ジャイアントガロティア

6月27日撮影、やっぱり19g。ここから今月8日の体重測定までずっと19g。

ジャイアントガロティア

7月14日撮影。最近よくこのサボテンのフェイクの上で寛いでいる。掴もうと殺気を出さない限りはケージを開けてもカメラを寄せても逃げなくなった。目つきは剣呑ですがね。

galotia120714-1.jpg

うちに来ての初脱皮中。

ジャイアントガロティア

そして昨日、イチジクを食べさせようと捕まえて握った際、ちょっと握り心地がいつもと違う感じがした。
腹回りがもったりむっちりしたような。前足もちょっと太くなったような。

体重測定すると21g。これまでの伸びからするとここ10日くらいでぐぐっと増えている、2gだけど大きい。
どの位のスピードで育つのが正しいのか見当がつかないが、どうも体感的に遅いと感じていたので少し勢いに乗って来たか!?とちょっとだけ手応え。ワームよりコオロギが合っているのかも。

ほぼ同時期に同種を迎えた方からも飼育環境についてありがたいアドバイスを頂き、色々考えている最中。
丈夫な種類ではあるけれど、新規導入、しかも初めての種類は悩ましい。

同時に連れ帰ったジャイゲコはガーゴの飼育経験があるので困っていないんだけれど、どうもこのひとは勝手が違う。
何しろベビーサイズは怖い、ある程度大きくしないと凄く怖い。早く大きくなってくれ~って何か迎える度に毎回言っているような。

2012/07/19 Thu. 17:19 | trackback: 0 | comment: 0edit

ジャイアントガロティア(九州レプタイルフェスタ2012 導入個体その2) 

昨日に続き、九レプでの導入個体その2です。

いくつかの爬虫類ショップさんのサイトで見てなんじゃこりゃ、細めのテグーじゃないか、しかも草食!顔も体型も好みでどうにも欲しくて堪らなくなっていた、全長70cmとかになるという迫力の大型カナヘビ。
テグーも一時期飼いたかったのだが、肉食かつ大きさ的に放し飼い必須になるだろうし、猫が居るので現実的でなく諦めた。同じく半放し飼いになるであろうサンエステバンもその後導入してしまったし。

しかしこれなら120cmケージあたりで何とか飼えそう、欲しいなー九レプには居ないよなーと思いながら参戦。

居ました2匹も(笑)

そのうち、ショップのサイトで写真を見て顔の可愛さに一目惚れした個体がそのまま来ていたので…そりゃ我慢できる訳がないってことですよ。もし居たらペアでと思ってたのは内緒。

ジャイアントガロティアこと、グランカナリアカナヘビ。カナリア諸島のグランカナリア島の固有種で世界で一番大きくなるカナヘビ。
ドイツCBのちょっと育ったベビーサイズ。性別不明とのことなので1匹で。いずれペアにしたい気もするが殖えられても困るかな。

グランカナリアカナヘビ

成体になると顎周りがだぶだぶになるが、既に片鱗あり。
人間不信な目付き?
グランカナリアカナヘビ

大きさの分かる写真を撮ろうと手の上に乗せたらいきなり大口開けて噛みに来た。
私の親指と、奴の口がブレているのはすんでの所で避けたせい。噂通り荒いな、とこの時は思った。

グランカナリアカナヘビ

給餌はこのサイズでもかなり植物質を食べるらしいので細切れ野菜を餌皿に入れて置いてみたが、見ているとシェルターに隠れるか大暴れするかで食べてるのかどうか分からない。
まだ肉食傾向が強い時期と思われるのでシルクワームとハニーワームを与えてみた。バタバタ逃げ惑っている目の前にピンセットでワームを押し付けるとぱくっと来た。が、2匹目を与えようとするとまた大暴れ。ワームを転がしておいたら勝手に食べていたようだが、これではいつまで経っても馴れないぞ。

グランカナリアカナヘビ

この種は性質が荒くて馴れない、やたら噛むとか言われているらしい、が結構馴れた個体も見受けられる。
海外サイトや原生地での写真を見ると馴れるとは到底思えないけれども。参考→Google 画像検索

何でも触り倒したいタチの私、飼育している個体は過剰なストレスにならない程度にはみんな触る。
これももちろん、何しろ大きくなるので荒いままでは堪らない、ベッタベタに馴れてくれないと扱いづらい。

で、ちょっと考えて。

今日の給餌は捕まえて握った状態でピンセットでワームを鼻先に押し付けてみた。
そしたら何と普通に取って食べる。握られたまま。なんだこいつ(笑)
数匹ぱくついてから「離せー!」とジタバタし始めたのでケージに戻した。

ベタ馴れへの道は思ったより近いのかも知れません。

ちなみにジャイゲコの方、フードにはまだ餌付いておらず現状コオロギを食べていると言われたが早めに切り替えたいので今日からレパシー給餌。こちらも手の上でスプーンからぺろぺろ。何の苦労もなく餌付け完了。
最初のガーゴのヴィヴィアンは8g程度から手の上給餌で大人まで育てた。こちらもそんな感じで行きたいが手に乗らないサイズになるんだよね。楽しみ。

ということで、今年の九レプで増えた家族2匹、世界最大のヤモリと世界最大のカナヘビのご紹介でした。

早急に名前を付けねば。


2012/06/06 Wed. 00:50 | trackback: 0 | comment: 5edit