BACKYARD

毎日、蜥蜴と一緒

怪我の治療(1) 

大分秋も深まり、暖かい所出身のトカゲ達は活性が落ち…てもいないなぁ、みんな元気です。
大体毎年春秋の季節の変わり目にはレオパに拒食する個体が出るのが、今年は食欲不振程度が1匹居るのみ。例年より気温が高いせいか?これから波が来るのか!?

と、前置きはこの位にして。

ちょっと前からレオパ療養中と時々書いていた詳細を。一応通院終了、投薬なども終わり元通りに生活するようになったのでやっと書けます。今後の参考のため治療の記録に写真を撮っていたので、傷の画像を含みます。
グロ耐性のない方は以下注意です。


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8月末の休日のある日、レオパケージの大掃除をした。完了して多分30分後位、ふとレオパ温室を見るとありえない位置にありえない色が見えた。

テア(ノーマル、黄&茶の豹柄)のケージにみかん色。急いで温室からケージを取り出すと中にはルーが。

どれだけ怪我をしているか分からないが、あちこち血が出ていて皮が剥けている。興奮状態で尻尾フリフリしながら口を開けて捕まえようとする飼い主の手を威嚇。
テアも同じく興奮状態、シャーシャー言っている。こちらはぱっと見無事。

両方から手を噛まれながらルーを救出、確認すると全身あちこち噛み傷だらけでズタボロ、血まみれ。
頭、顔、まぶた、耳の穴の回り、横っ腹、後足、尻尾の各所に傷。皮膚が裂けたり、剥けて無くなっている箇所、皮膚と肉が一緒にざっくり切れて浮いている箇所も。ギタギタだ…。


一部大型個体(ダグ120g&テア110g)に42cm水槽を使用しているのだが、掃除の後に専用の蓋を戻し忘れて温室に入れてしまっていた。そこへルーがスライド式のケージの戸を自力で開けて(これも多分私が給餌後に僅かに隙間を残していたのかも)脱走、テアの水槽に入り込んでしまったのが原因。

レオパのオス同士は同居できない。オス1:メス多数のハーレムを作って生活する性質なので縄張り意識が強い。テリトリー内の他のオス個体は徹底的に排除しようとする。
野性だったら負けた方はすぐに逃げて大事にならないのだろうが、逃げ場の無いケージ内だと文字通り死ぬまで戦う死闘になってしまう。もう少し気が付くのが遅かったらルーも危なかったかも。

レオパ飼育4年目、こんな事故を起こしてしまったのは初めてでどっぷりと落ち込んだ。しかし落ち込んでいる暇は無いので掃除後は水槽の蓋のチェックを欠かさないよう+戸の甘いケージにはロックを取り付けた。

テアは気性の穏やかな個体だが、いきなりの敵(オス個体)の出現には野生の血が滾り、自分のテリトリー+体格の差もあって優勢で、ルーが一方的にやられたらしい。

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当日のルー。

怪我当日

耳から血が出ているように見えるけれど、回りの皮膚が裂けての出血。
止血したのでまだ血は付いているが出血は止まっている状態。

本人まだ興奮状態…というか人間で言うとアドレナリンでも出ている状態なのか痛そうな様子はなし。この写真も餌を見せたら普通に食べに来た時のもの。


お腹の皮が円形に大体1.5mm直径でなくなっている。何処にも落ちていなかったので多分テアの腹の中…。

怪我当日

ここと、同じ側の太股の裏にがっぷり噛まれて肉と皮が一緒にかなりの厚みで浮き上がっている箇所が一番酷かった。次に酷いのが尻尾の上側と下側にも大きな傷。こちらもざっくり。

これまでペアリングの時に喧嘩になって軽い怪我は何度かあるが、1回脱皮すれば治る程度の傷だった。脱皮する動物なので皮膚の怪我は感染さえさせなければ大丈夫だろうと思ったが、やはり傷が酷過ぎる。飼い主ではお手上げ状態にしか見えない。

トカゲを診て貰っている病院は遠いのですぐには連れて行けず、数日後の予約を入れる。

とりあえず応急処置。リンゲル液(細胞毒性や組織障害性が低いので良)で傷口を洗浄。血(と多分噛まれた際に付着した雑菌)を洗い流し、ガーゼでしばらく押さえて止血。出血が止まったら傷口に抗生剤軟膏を塗布。診察日まで感染させないように朝晩リンゲル液での傷口洗浄と、抗生剤をルーの体重で処方量を計算して水に溶いて毎日飲ませた(完全に自己責任なのでお勧めしません)。

それで何とか傷口が化膿したりもないまま病院に持って行けた。

果たして病院ではやはり傷が酷く、かつ動く度に床や自分の体と擦れる場所に傷があり、そのままでは中々治らないということで傷口の処置をして頂き、バンデージで固定して貰った。
リンゲル液での洗浄と、抗生剤・抗真菌剤・鎮痛剤の投与を指示される。
数日後にまた予約を入れて傷口に貼ったガーゼ(のようなもの)の交換と診察…だったのだが、病院からの帰り道、帰宅する前に自力で服を脱ぐように綺麗にバンデージを脱ぎ捨てていたルー。抜け殻のような塊に唖然とするやら笑いが出るやら。

そういう場合の巻き直しも教わって来ていたので、帰宅後四苦八苦しながら再度ルーを巻き終ると…速攻脱ぐわガーゼ(もどき)を口で咥えて剥がしてぺっ!と捨てるわであっという間に元通り。
後足やら胴体やら尻尾やら、3箇所をそれぞれぐるっと巻くので一人では出来ず、身内に手伝って貰うが病院でもプロが2人掛りだったのでその難易度は高く。きつく巻き過ぎると血を止めるし苦しがる。最悪尻尾の自切も有り得るのがトカゲの怖い所。

何度も再チャレンジしたが、ルーも手強い、どうしても異物が体に巻き付いているのが許せない。頂いて帰っていた資材を使い切って飼い主の負け。

取れてどうしてもバンデージを巻けない場合はそのままにして、傷口洗浄と投薬はしっかりやって下さいといわれていたのでそうやって次回の通院まで様子を見ることにした。

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受傷後1週間目。

怪我当日は食欲もあったのだが、その後拒食に。上の写真と比べると痩せているのが分かる。傷のため消耗しているせい。怪我を直すため体力を回し、消化吸収にも体力が要るので食べない場合もあるらしいので水分だけ摂らせながら様子見。体重は受傷時点で99g、体力的には当分絶食でも問題ない。

受傷後7日

膿んではいないが傷口が汚い。乾燥すると治りが遅い。一昔前は傷口は乾かすのが常識だったが、最近では組織液が逃げないように傷口は覆って湿潤にした方が治りが早く跡も綺麗に治るのが常識になっている。
腹の大きな傷は動く度に後足で擦り、尻尾の傷も床で擦るので覆わないと尚更治らない。さてどうするか…。

受傷後7日

ぱっちり大きな目がチャームポイントのルーだが、この辺になるとだるいのか、やはり目に力がない。
耳周りの傷は目立たなくなったが、上の方の皮膚は裂けたまま。
相変わらず飼い主にはフレンドリーでケージ前に行くとこうやって寄って来るが…元気がないし餌もねだらない。

受傷後7日

この数日後にまた受診、(2)に続く。

2010/10/21 Thu. 23:10 | trackback: 0 | comment: 2edit