BACKYARD

毎日、蜥蜴と一緒

ヘルメットゲッコー 

さて去る11月20日(日)に福岡市で開催された九州レプタイルフェスタの秋の陣、プチ九州レプタイルフェスタ、略してプチレプ、に例年通り参戦して参りました。

会場はいつもと違って天神のおしゃれ臭い町の一筋裏側、福岡農民会館。道に迷ってそこら辺で店の前を掃除していたカフェ店員に聞いてしまった。「あそこですよ」と指差された先にはとても分かりやすい目印…某TMMZ氏が立ち話をされておりました(笑)

生体を買うつもりはなかったのでゆっくり到着、しかし会場はいつも通り人でびっしり、中に入った途端のむっとする熱気、速攻上着を脱いで腕まくり。

ジクラの爬虫類ゼリー3~5袋、新入りガーゴ用のシェルター、イグアナフード、レオパの粉末人工フードを買えば目的完了、結局半分しか売っていなかったけれどまぁOK。後はまたいつも通り通販で。

twitterでお知り合いになった方と会場でお会いして親睦を深め、一緒に色々見て回って楽しい時間を過ごす余り勢い余って全く予定のなかった生体を連れ帰ることになりました。いやあまりにも可愛くて。
いつか飼いたいジャイアントゲッコーも結構な数が居たけれど、色合いとロカリティの兼ね合いでピンと来る個体がなかったのでまた次回…と見送れたのに。

そんな訳で連れ帰った生体。


ヘルメットゲッコー(Geckonia chazaliae)
アフリカ、西サハラ原産の超小型地表性ヤモリ。頭でっかちで三等身に見えるプロポーションが魅力。
販売説明書によるとモロッコ産、今年の4月末に輸入された飼い込み個体のよう。
そろそろ性成熟するサイズ。頭胴長5cm前後。珍しくペアが揃っていたのでペアで連れ帰り。

ヘルメットゲッコー

画像は上のもの含め両方オスの個体。メスはプラカップ内で脱皮開始していて、それから2日経つ今日もまだ脱皮が進まないので弄らない方がいいかとウェットシェルターに追い込んで安静にさせているので画像なし。
脱皮中の頭皮を触っただけで、か細い声で「キャーーーー!」と叫ばれたので触らない、触れない。

オスはこの通り明るいサンドベージュに背中のセンターに白いライン、メスはもう少し濃い色合いで背中にはオスの白いラインの変わりに丸い点がぽちぽちと並んでいる。模様や色は個体差が激しいらしい。
寝ている時は殆ど単色の白っぽい肌色になっていた。分かりやすく瞳孔が糸のようになるので寝ているのがバレバレ。

ヘルメットゲッコー

しかし予備知識として知ってはいたがその通りの凶暴さ。成体で7~8cmというミニチュアサイズなので凶暴と言ってもたかが知れているが餌をやろうとケージの蓋を開けただけで飛び掛って来る。そして指に噛み付いてぶら下がる。痛くはないが貴方の顎が心配ですよ。

一旦餌だと分かるとピンセットにアタックしてガツガツ食べる。連れ帰ってとりあえず小型プラケにペットシーツ、ウェットシェルターとドライシェルターを1つずつでセットして中に入れ、10分後にはオスメス共に餌を食べていた。

ベビーがとてもとても神経が細く、霧吹きをしただけで「キシャーーーー!」と悲鳴を上げてそのまま倒れて死んだとかいう恐ろしい話を会場で聞いたので、連れ帰る間に死んでるんじゃないかとビクビクしていたが、大きくなると案外図太い?

ネットで検索してもベビーがショック死する話が結構拾える。しかし実際に飼っていた方の話によるとそうでもなかったとか。
繁殖を狙えるペアなのでもちろんそのつもりだが、ベビーにショック死されたらこっちもショックだろうなぁ…。

メスの脱皮が無事済んだらそちらもお披露目します。

2011/11/22 Tue. 23:31 | trackback: 0 | comment: 4edit