はじめてのアブロニア(その後)
導入3週間、餌は食べるもののなんだか元気がなく、食べているのに体重が減って来たアブロニアベビー、原因と言えば付いているのを確認していたものの、環境に慣れるまでと駆除を後回しにしていたダニだろうと推測したところまでが前回記事でした。
13gしかない体重が11gに減ってしまい、たったの2gとは言えこのサイズならその差は大きく、そこまで神経質にならなくても...と思われるかもだが、何しろ私は本来は体重を0.1g単位で量り一喜一憂する過保護な飼い主。スケールを替えて(それまで使っていたキッチンスケール:上限2kgでは量りきれない個体が出てきたため買い替え)、1g単位からになったものの、それでも1gに戦々恐々とするのは変化なし。
だって、13gが11gに減るってことは、45kgの人が38kgになっちゃうってことですよ!
60kgの人なら50kgになっちゃうってことですよ!激減ですよ!超ダイエットですよ!(落ち着け)
覚悟を決めて駆虫しよう、と準備をし、おもむろにアブロニアを掴みだした4月2日の朝(というか昼)。
爬虫類にも特に害はないとされるが、強い薬剤だし、何しろ小さいので怖いなーと思いながら、手の上に載せてフロントラインスプレーをぷしゅう。
(※蛇にはあまり良くないらしいです、薬そのものではなく、溶剤のアルコールが害があるとか。蜥蜴は問題ないようですが、吸わせるのや粘膜に付着させるのは良くないので換気しながら目や鼻に入らないように細心の注意を払いつつスプレーしました。)

鱗が大きいのでその隙間に挟まっているはず・・・顔には掛けられないので首から下にスプレーして、頭や顎の下には小さい容器に移した薬剤を綿棒で塗り広げ...
ぎゃー!!!
塗ってる傍からどんどん落ちてくる黒い粒粒がー!!!
(念のため潰してあります)

そして精密ピンセットの先で鱗の間をそっと撫でて死にかけのダニを掻き出しては潰し掻き出しては潰し...
この小さい体にどれだけ付いているのかと...多分確実に3桁のダニが居ました。そりゃ血を吸われまくって元気もなくなるし、食べても太らんわ...。
親サイズのダニは多分全部掻き出したと思われるのでケージへ戻す。
急いで済ませたつもりだけれどそれでも15分程度は握っていたので、疲れたのかぐったり...
この後目を閉じてシェルターの上に乗ったまま半分ずり落ちたようになっていて、まさかし、死んだか…と思って触るとちょっと動く、を何度か繰り返し、ああ、やっちまったかな...と青くなりながら観察すること1時間、しゅるしゅるとシェルターに潜って行ったので、運を天に、と思ってそっとしておくことに。アルコール吸って酔ってた...?

夕方。
びくびくしながらそっとケージを覗くと、「ご飯は?」と言いたげな顔で出て来たので、ダニの落ち具合をチェックがてらハンドリングして餌を見せてみると。食い気があるなら一安心。

こんなことをしつつ、Twitterで心配な心境を吐露していると、アブロニアは脱皮は一本脱ぎ(蛇やヤモリのようにずるっと全身一気に剥ける)すると教えて頂き、なら脱皮で残りのダニも大体取れるなとちょっと安心。
そして翌日、朝動いているのを確認して仕事に行き、帰宅してまたもや恐る恐るケージを覗くと、あれ?

いきなり脱いでるよ!あと床に見える黒い点々はダニの死骸。
蛇っぽいなー。

ぎゃー!!!(再)
脱皮殻に付いている黒い点々は全部ダニ。掻き出したと思ってたけどまだまだ付いてた。
多分これで皮と一緒に目に見えないサイズの子ダニや薬が効かない産み付けられた卵もほぼ落ちたはず。
普段なら初回脱皮だし記念に~と取っておきたいところ、しかしダニ死骸とダニ卵まみれなので速攻でビニール袋に封印して捨てました。

フロントラインは体表に浸透して1ヶ月程度効果が維持するのが、脱皮してしまってはもう一度塗布した方がいいのか?と思ったけれど、そのままの方がいいとアドバイス頂いて追加はなし。
数日後までケージにぽつぽつと死んだダニが落ちていて、体表によれよれした弱った粉みたいな子ダニが居るのを数匹見付けたので、オレンジオイルを希釈した物で目の周り以外全部を洗い流して自然乾燥させること数回。表面を歩いているのは落ちるし鱗の間に居る弱ったダニも更に窒息を狙って。
5日程度で落ちて来るダニも居なくなった。
卵には薬剤は効かないので、孵化して来る頃にもう一度念の為フロントラインをスプレーした方がいいのだけれど、前述の一本脱ぎ脱皮で多分卵も除去できたと思われ、床材も毎日交換しているので再付着もないし、浸透した分で十分だろうと2回目の薬剤はなしにしている。
薬剤処置から3週間経って卵が残っていれば孵化して来る頃だけれど再発生もなく、これにて駆虫完了。
ダニを落してからみるみる元気になり、体重も
4月2日:11g ⇒ 4月10日:12g ⇒ 4月15日:13g ⇒ 4月20日:16g ⇒ 4月24日:18g と着々と増え、妙に粉っぽかった体も艶々になり(どうやら粉っぽいのはダニの糞らしいですね)、目の輝きも心なしか増して表情も明るく(蜥蜴の表情なんか分かるかw)。
ダニなんかそんなに気にしなくても…一本脱ぎタイプは脱皮で大体落ちるし、という向きもあるかと思いますが、私は蜥蜴は観賞する物ではなく触って一緒に暮らす伴侶動物感覚、外部内部共に寄生虫は居てはいけない物と言う認識なので、殺すか自分が死ぬかという勢いで全部の蜥蜴を導入後毎回駆虫します。安心して握ったり肩に乗せたり(大きいやつは)添い寝したりしたいからね!
ダニの駆虫薬と言えばバポナが有名ですが、きつい薬剤なので爬虫類も調子を崩したり最悪死ぬという話も聞いた事があり、アブロニアは止水を認識せず霧吹き等でしか水を飲まないので、気化した殺虫剤が溶け込んだ水を経口で摂り込んでしまい、それで死ぬことも考えられるのでフロントラインスプレーを選択。一番小さいボトルでもアブロニアサイズならダニ付蜥蜴を数十匹買わないと使い切れない量だけど(笑)
ダニは落ちたので次は糞便検査、何か居たら駆虫。流石にこれはまた食欲落ちたりの前例もあるので、もうちょっと育ってから。

すっかり元気になってこのように「ごはん?ごはんなの?」と飼い主を待つようになりました。

ケージ前に行くと戸の所まで寄って来て、手を出すと乗って来る時もあり可愛過ぎて飼い主を殺す気かと。
神経質、触れない、死に蜥蜴と言われていますが、もちろんそんなことは気にせずいつも通り触りたいだけ触ってベタ馴れに育てます。(既に手の上で餌食べてるので爬虫類的には慣れてる、アブロニアとしてはベタ馴れと言えるでしょうが)。
飼い主見たらケージから飛んで出て来る所までが目標です。

最初はガンメタにピンクの光沢が浮く不思議な色合いで、このまま育ってくれたらいいなぁと思っていたけれどやっぱり青くなって来たようです。
後は何とかこのまま無事アダルトまで持って行けるかが勝負です。
高温多湿に極端に弱いので当地の蒸し暑い夏は鬼門だろうなと…今年は蜥蜴部屋のエアコン管理を更に細かくしないとね(電気代倍増フラグ)。
13gしかない体重が11gに減ってしまい、たったの2gとは言えこのサイズならその差は大きく、そこまで神経質にならなくても...と思われるかもだが、何しろ私は本来は体重を0.1g単位で量り一喜一憂する過保護な飼い主。スケールを替えて(それまで使っていたキッチンスケール:上限2kgでは量りきれない個体が出てきたため買い替え)、1g単位からになったものの、それでも1gに戦々恐々とするのは変化なし。
だって、13gが11gに減るってことは、45kgの人が38kgになっちゃうってことですよ!
60kgの人なら50kgになっちゃうってことですよ!激減ですよ!超ダイエットですよ!(落ち着け)
覚悟を決めて駆虫しよう、と準備をし、おもむろにアブロニアを掴みだした4月2日の朝(というか昼)。
爬虫類にも特に害はないとされるが、強い薬剤だし、何しろ小さいので怖いなーと思いながら、手の上に載せてフロントラインスプレーをぷしゅう。
(※蛇にはあまり良くないらしいです、薬そのものではなく、溶剤のアルコールが害があるとか。蜥蜴は問題ないようですが、吸わせるのや粘膜に付着させるのは良くないので換気しながら目や鼻に入らないように細心の注意を払いつつスプレーしました。)

鱗が大きいのでその隙間に挟まっているはず・・・顔には掛けられないので首から下にスプレーして、頭や顎の下には小さい容器に移した薬剤を綿棒で塗り広げ...
ぎゃー!!!
塗ってる傍からどんどん落ちてくる黒い粒粒がー!!!
(念のため潰してあります)

そして精密ピンセットの先で鱗の間をそっと撫でて死にかけのダニを掻き出しては潰し掻き出しては潰し...
この小さい体にどれだけ付いているのかと...多分確実に3桁のダニが居ました。そりゃ血を吸われまくって元気もなくなるし、食べても太らんわ...。
親サイズのダニは多分全部掻き出したと思われるのでケージへ戻す。
急いで済ませたつもりだけれどそれでも15分程度は握っていたので、疲れたのかぐったり...
この後目を閉じてシェルターの上に乗ったまま半分ずり落ちたようになっていて、まさかし、死んだか…と思って触るとちょっと動く、を何度か繰り返し、ああ、やっちまったかな...と青くなりながら観察すること1時間、しゅるしゅるとシェルターに潜って行ったので、運を天に、と思ってそっとしておくことに。アルコール吸って酔ってた...?

夕方。
びくびくしながらそっとケージを覗くと、「ご飯は?」と言いたげな顔で出て来たので、ダニの落ち具合をチェックがてらハンドリングして餌を見せてみると。食い気があるなら一安心。

こんなことをしつつ、Twitterで心配な心境を吐露していると、アブロニアは脱皮は一本脱ぎ(蛇やヤモリのようにずるっと全身一気に剥ける)すると教えて頂き、なら脱皮で残りのダニも大体取れるなとちょっと安心。
そして翌日、朝動いているのを確認して仕事に行き、帰宅してまたもや恐る恐るケージを覗くと、あれ?

いきなり脱いでるよ!あと床に見える黒い点々はダニの死骸。
蛇っぽいなー。

ぎゃー!!!(再)
脱皮殻に付いている黒い点々は全部ダニ。掻き出したと思ってたけどまだまだ付いてた。
多分これで皮と一緒に目に見えないサイズの子ダニや薬が効かない産み付けられた卵もほぼ落ちたはず。
普段なら初回脱皮だし記念に~と取っておきたいところ、しかしダニ死骸とダニ卵まみれなので速攻でビニール袋に封印して捨てました。

フロントラインは体表に浸透して1ヶ月程度効果が維持するのが、脱皮してしまってはもう一度塗布した方がいいのか?と思ったけれど、そのままの方がいいとアドバイス頂いて追加はなし。
数日後までケージにぽつぽつと死んだダニが落ちていて、体表によれよれした弱った粉みたいな子ダニが居るのを数匹見付けたので、オレンジオイルを希釈した物で目の周り以外全部を洗い流して自然乾燥させること数回。表面を歩いているのは落ちるし鱗の間に居る弱ったダニも更に窒息を狙って。
5日程度で落ちて来るダニも居なくなった。
卵には薬剤は効かないので、孵化して来る頃にもう一度念の為フロントラインをスプレーした方がいいのだけれど、前述の一本脱ぎ脱皮で多分卵も除去できたと思われ、床材も毎日交換しているので再付着もないし、浸透した分で十分だろうと2回目の薬剤はなしにしている。
薬剤処置から3週間経って卵が残っていれば孵化して来る頃だけれど再発生もなく、これにて駆虫完了。
ダニを落してからみるみる元気になり、体重も
4月2日:11g ⇒ 4月10日:12g ⇒ 4月15日:13g ⇒ 4月20日:16g ⇒ 4月24日:18g と着々と増え、妙に粉っぽかった体も艶々になり(どうやら粉っぽいのはダニの糞らしいですね)、目の輝きも心なしか増して表情も明るく(蜥蜴の表情なんか分かるかw)。
ダニなんかそんなに気にしなくても…一本脱ぎタイプは脱皮で大体落ちるし、という向きもあるかと思いますが、私は蜥蜴は観賞する物ではなく触って一緒に暮らす伴侶動物感覚、外部内部共に寄生虫は居てはいけない物と言う認識なので、殺すか自分が死ぬかという勢いで全部の蜥蜴を導入後毎回駆虫します。安心して握ったり肩に乗せたり(大きいやつは)添い寝したりしたいからね!
ダニの駆虫薬と言えばバポナが有名ですが、きつい薬剤なので爬虫類も調子を崩したり最悪死ぬという話も聞いた事があり、アブロニアは止水を認識せず霧吹き等でしか水を飲まないので、気化した殺虫剤が溶け込んだ水を経口で摂り込んでしまい、それで死ぬことも考えられるのでフロントラインスプレーを選択。一番小さいボトルでもアブロニアサイズならダニ付蜥蜴を数十匹買わないと使い切れない量だけど(笑)
ダニは落ちたので次は糞便検査、何か居たら駆虫。流石にこれはまた食欲落ちたりの前例もあるので、もうちょっと育ってから。

すっかり元気になってこのように「ごはん?ごはんなの?」と飼い主を待つようになりました。

ケージ前に行くと戸の所まで寄って来て、手を出すと乗って来る時もあり可愛過ぎて飼い主を殺す気かと。
神経質、触れない、死に蜥蜴と言われていますが、もちろんそんなことは気にせずいつも通り触りたいだけ触ってベタ馴れに育てます。(既に手の上で餌食べてるので爬虫類的には慣れてる、アブロニアとしてはベタ馴れと言えるでしょうが)。
飼い主見たらケージから飛んで出て来る所までが目標です。

最初はガンメタにピンクの光沢が浮く不思議な色合いで、このまま育ってくれたらいいなぁと思っていたけれどやっぱり青くなって来たようです。
後は何とかこのまま無事アダルトまで持って行けるかが勝負です。
高温多湿に極端に弱いので当地の蒸し暑い夏は鬼門だろうなと…今年は蜥蜴部屋のエアコン管理を更に細かくしないとね(電気代倍増フラグ)。